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作曲:齊藤丑松 (Ushimatsu SAITO)
演奏時間:5'10"
グレード:3.5
楽曲解説
昭和15年(1940)の紀元二千六百年奉祝行事の一環として、皇紀二千六百年奉祝芸能祭制定として発表された行進曲「大日本」は、陸海軍軍楽隊員によってそれぞれ作曲されました。海軍軍楽隊員が作曲したこの曲は、同年4月20日、日比谷公園大音楽堂において、内藤清五楽長指揮の海軍軍楽隊によって初演されました。プログラムの解説には〝今年の芸能祭のために海軍軍楽隊に於て作曲されたものであって、進み行く大日本の雄々しい姿を思はせるマーチである〟と記されています。同じ年の11月23日、樫原神宮(奈良県)と朝日会館(大阪市)で開催された大日本吹奏楽連盟および朝日新聞社主催の「紀元二千六百年奉祝・集団音楽大行進並大競演会」における「第一回大日本吹奏楽競演会」(現在の「全日本吹奏楽コンクール」の第一回に相当)の吹奏楽部の課題曲として、この曲が採用されました。
作曲者は海軍軍楽隊の齊藤(旧姓鹿倉)丑松軍楽兵曹でした。当時軍楽隊員の作品は個人名では発表しませんでしたが、独特の作風は「鹿倉節」と呼ばれて、関係者の間ではよく知られていました。大正元年12月24日、茨城県に生まれ、昭和4年6月に横須賀海兵団に軍楽兵として入団しホルンを担当した齊藤兵曹は、作曲の才を発揮して多くの作品を残しています。代表作は、行進曲「空軍の威力」、同「国民の意気」、同「伸び行く電波」の作曲、行進曲「愛国」、同「太平洋」、同「紀元二千六百年」など同名の曲をトリオに入れて編曲した名曲があります。「大日本」の作曲に際しては、残されている作品一覧表に〝楽想を練るために約一ケ月、皇居前にたたずむ〟と記述しています。
この楽譜は、戦前に出版された楽譜を正確に再現することを心がけましたが、必要に応じ一部を手直ししました。
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