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吹奏楽譜 暁天を渡る月の舟 作曲:渡部哲哉 【2019年4月取扱開始】 [NWO-055]

販売価格: 14,000円(税別)

(税込: 15,400円)

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作曲:渡部哲哉 (Tetsuya WATANABE)
演奏時間:7'50"
グレード:3.5

楽曲解説
とある夜、ふと目が覚めました。それは明るく輝く月明かりのせいでした。周りを見ると、普段闇夜に包まれているだけの見慣れた光景にうっすらと月明かりが照らされ、水面はその光を反射して神秘的な姿を見せていました。それはまるで別の世界へ誘われてきたかの様な想いに浸りながら、闇夜に神々しく光るその月にしばらく観とれている自分がいました。ただ何も考えずその幻想的な光景に心を洗われていると、やがて空は陽光によって白み始め、橙、青、黒のコントラストが映えるグラデーションの幻想的な姿を現し始めました。そう、そしてまた新たな1日が始まるのです。

本作品は、そんな月明かりが醸し出す神秘的な光景から、太陽が昇る事による暁の空へと姿を変え始めた幻想的な姿、そしてそんな光景を背に、歩みを止めることなく進み続ける凛とした月の光景をイメージして作曲しました。

曲は、私が長年所属していた航空自衛隊中部航空音楽隊の創設40周年記念を祝して作曲しました。中部航空方面隊の英語表記(Central Air Defense Force)の頭文字(CADF)と音楽隊(BAND)の音列をモチーフとして用い、各所に散りばめる構成としました。

音楽隊を月に例え、自衛隊として表には出ないが魅力的で存在感があるという姿、そんな音楽隊の更なる発展を祈念しつつ、そして全ての皆様に平和が訪れる事を心から願います。このモチーフを様々な役割・形で散りばめる事でどこまで幻想的な光景を表現できたか判りませんが、この作品を通じて少しでもこの想いが伝われば幸いです。

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