ブルーインパルスの演技構成は、「ウォークダウン:”Walk down”」というセレモニーから始まり、パイロットが機体に乗り込みアクロバット飛行、そして帰投した後の「ウォークバック:”Walk back”」というセレモニーで終わります。本作品は、滑走路に整列したパイロットが行進して各機に乗り込み、整備員とコンタクトを取りながらエンジンをかけ、各翼などを点検し離陸場所まで移動するまでの「ウォークダウン:”Walk down”」の音楽となります。従って副題には「Walk Down for Dolphin Crew」と付けてあります。ファンファーレの後、次第に静かになりこれから始まるショーの雰囲気を高め、やがて始まるスネアドラムとティンパニーのマーチでパイロットが自分の愛機に向かって行進を始めます。パイロットは各機の整備員からの敬礼を受け、愛機に乗り込みエンジン始動。エンジンの音もだんだん大きくなるのと同時に、音楽次第にfffに向かって音量を増し高揚していく様子を描いています。