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コンサートのオープニング曲にお薦め
タイトル「遥か」には、以下の想い・願いを込めました。
まずは私自身の原点とも言える、吹奏楽を通して感じた音楽への愛好心を、遥か未来まで忘れずにいたい…という想い、そして、この曲を演奏して下さる皆さん、聴いて下さる皆さんにも、この曲を通して、音楽って楽しいな・仲間っていいな、と改めて思っていただけたら…という願いです。
それぞれの楽器の魅力を十分アピールでき、爽やかな中にも温かさのあるコンサートマーチに仕上げました。また、馴染みやすく聴きやすいフレーズは、コンサートのオープニング曲にもお薦めです。
冒頭2小節から登場しますが、木管グループが八分音符を4つ演奏した後、金管低音グループが同じリズムで動く場面が曲中何度か出てきます。その際、2つのグループで音の長さやアーティキュレーションなどが揃うと、対話をしている雰囲気が出て面白いと思います。全体を通して言えることですが、自分のパートを楽譜通り演奏するだけでなく、バンド全体の音も良く聴いて演奏しましょう。「さっきと同じ旋律だけど、今度はこんなオブリガートが入ってきた!」「今度は旋律が追いかけっこをしている!」…というように、場面ごとの変化を楽しんで下さい。また、所々に、トランペットのファンファーレ的なフレーズが登場します。ぜひ、爽やかで、清々しい風を吹かせて下さい。
会場一杯に、楽しい音の輪が広がることを願っています。(山口景子)
山口景子プロフィール
1974年、富山県生まれ。4歳よりピアノ、13歳より和声学を学ぶ。小学4年より、ブラスバンドクラブでトロンボーンを始めたことを機に吹奏楽生活をスタート。15歳のとき、自作吹奏楽曲が富山県青少年音楽コンクール作曲部門最優秀賞を受賞する。富山県立高岡商業高等学校在籍中に3年間、全日本吹奏楽コンクール全国大会に出場。1993年、東京音楽大学音楽学部音楽学科、器楽(ユーフォニアム)専攻入学。大学在籍中、主科ユーフォニアムの他、副科でピアノと作曲を専攻。
現在は、作曲・編曲活動を展開中で、特に編曲部門では、ドレミ楽譜出版社から管楽器アンサンブル、室内楽のジャンルを中心とした自身のアレンジ曲集が多数発売されており、コンサートのプログラムにも多く取り上げられている。