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構成 Picclo・FL1/2・ Ob1/2・E.Hr・Basn1/2・EbCL・BbCL1/2・BsCL1/2・A.Sax1/2・T.Sax・B.Sax・Tp1/2/3/4/5・Hrn1/2/3/4・Tb1/2/3/4/5・Ep1/2・Tub1/2・Cantr・Tim・S.Dr・B.Dr・F.Dr・HiHatCym・S.Cym・Xylo・Clave・Guiro・Maracas・Bong・Mallets・Vibra・4Tom-tam・HiHat・Percussion1/2/3
演奏時間 約10分 / グレード 4
新進気鋭の作曲家パブロ・エスカンデ氏と契約！！
経歴
1971年ブエノスアイレスに生まれる。
1990年ブエノスアイレスの音楽院にて[Maesro Nacional de Musica]を取得。
その後、オランダにわたり、ジャック・オッホのもとでチェンバロとフォルテピアノを
スヴェーリンク音楽院でラファエル・ライナに作曲を学ぶ。
1993年以来、ヒルヴァーサムの聖母マチア教会の指揮者兼オルガニストとして活躍。
1995年からは、オランダ、オーストラリア、アメリカ、スペインから委嘱を受け、独奏曲、室内楽、オラトリオ、教会音楽、オペラ、バレー音楽、オーケストラのための曲を作曲している。
これまでに、ロッテルダム室内オーケストラ、アンナ・ビルスマ、館野泉、等から委嘱を受けている。
この作品は、ウィスコンシンのユースウィンドオーケストラの指揮者であるL.ハーパー氏の委嘱によって2005年に書かれました。
元々の作品は、テーマと8つの変奏曲と長大なフーガで成っていますが、実用的な理由上、
縮小化されたものが出版されることになりました。
フォリアは変奏曲のテーマとしてバロック時代に大変よく使われていました。パスクィーニ、スカルラッティ、ヴィヴァルディ、コレッリ、C.P.E.バッハなど、そして後にラフマニノフもフォリアをテーマに素晴らしい作品を書き上げています。
私もこのフォリアを使って現代風に作曲してみたいと思いました。そしてリサーチしているうちに、吹奏楽のためには今だかつてフォリア変奏曲が書かれていないことが分かりました。
オリジナルのフォリアのテーマの後に、各々の変奏にリズミカルな要素を入れることが私のアイデアでした。
第1変奏では、フォリアのテーマはベースに現れます。そして、高音楽器がリズミカルなアクセントを受け持ちます。第2変奏では、ブラジル風の伴奏の上でオーボエがソロを担います。第3変奏の速いミロンガでアルゼンチンムードになった後、第4変奏ではジャズ風のワルツに変わります。第5変奏は葬送行進曲を思い起こさせます。7/4拍子の短く速い第6変奏の終わりは、次第に弱まりながら、続くフィナーレを予感させます。フィナーレ（ロンド形式）はヴィルトゥオーゾであり、フーガがこの作品の終わりを大きなスケールへ盛り上げて行きます。
このフォリア変奏曲を演奏するにあたって、強弱やアクセントやアーティキュレーションを強調することをお勧めします。そしてポピュラー音楽のスタイルであることを意識するとよいと思います。
