吹奏楽譜 交響詩曲「風雲、蒼天を翔ける」 作曲:櫛田胅之扶 【2019年1月取扱開始】 [NWO-046]
吹奏楽譜 交響詩曲「風雲、蒼天を翔ける」 作曲:櫛田胅之扶 【2019年1月取扱開始】
[NWO-046]
販売価格: 18,000円(税別)
(税込: 19,800円)
※価格・仕様は予告無く変更される場合がございます。
お取り寄せ対応商品 ご注文後、通常4日前後で出荷。
★ジャケットをクリックすると、出版社ホームページにて、サンプルスコアが閲覧できます。(一部対応していない作品もございます。)
作曲:櫛田胅之扶 (Tetsunosuke KUSHIDA)
演奏時間:11'20"
グレード:4
楽曲解説
この作品は、中部航空音楽隊の委嘱で2013年夏から秋にかけて作曲しました。曲想は、題名に表しました通り天空に舞う風と雲を表現しています。私の全ての作品を通して「日本人の感性を日本人が描く」というコンセプトはこの作品にも表れています。「和」と向き合った民族主義路線と呼ばれることが、私のアイデンティティーとして誇りに思っています。
この曲の曲想・主題は、大空に描かれた壮大な絵画をイメージしています。蒼天に舞う風雲の図としては、屏風や襖絵として描かれたカ強いタッチの日本画を大空に写し取っています。曲の構成は、「風神・雷神 図」のような左右に主体が位置し、中央が空間となりその想いを感性に問いかける、といった構図をとり、左から中央・右へと動く形で曲は進行します。
導入部は、まさに蒼天が降って来るかのような威力を張らせた空間を創り出します。前半8分の9拍子の主題は、軽やかな風に乗って浮かんでいる雲の様子を描いています。少し風が強くなり、その風に流されながら舞い上がる雲の様子を8分の6拍子のスケルツォ感覚の舞曲で描きます。画面を想像して頂いたとき、その左側から右に流れるように雲が舞っているとイメージです。中間部は、情感豊かに見る人の感性に静かに寄り添い、問いかけるシーンです。画面はむしろ空白で、それは見る人が自分の情感を投げかけるステージが用意されているのです。後半は、右に描かれた竜雲の舞の図です。和太鼓を使った8ビートのロック・グラウンドです。8ビートを刻む和太鼓(深い胴の締太鼓または桶胴)は、充分にカ強さをもったもので、明るく軽くフィル・イン的に挿入されたフレーズを打つもの(ピッチの高い締太鼓)と2台使用出来ると良いでしょう。和太鼓の地打ちにあたるもう一台の和太鼓(大き目)はバス・ドラムでも良いですが、木のバチを使用して下さい。全てこのリズムに乗ってカ強く舞う姿を描きます。木管群は風を運び、金管群は雲を呼び、標題の「風雲、蒼天を翔る」を描きます。
なおこの曲は、元々は大編成(コンサート・バンドとして)で作曲されていますが、オーボエ、イングリッシュ・ホルン、バスーンなどには、他のパートにオプションを設け、ホルン・セクションは3本以下のバンドのためにトロンボーン・セクションを用意し充分に対応していますので、少人数のバンドでも演奏が可能です。
この作品は、私の他の作品と同じく日本の伝統的な音階を基調にして「和」の風景を描いていますが、吹奏楽としての現代音楽を充分に意図した作品にもなっています。演奏の根幹としては、あくまで「日本人として」「伝統的なものを」「継承して行く使命」「和の追求に生きたい」という、作曲者の意図を表現して下さい。
この作品は、委嘱して頂きました中部航空音楽隊に献呈されています。
【免責事項】
♪昨今、出版物の絶版のスピードが速まっており、リアルタイムでの陳列削除が難しい状況です。ご注文後、お取り寄せとなった場合、出版社に確認後、絶版となっている場合は、キャンセル扱いにさせていただくことがございますので、あらかじめ、ご了承の程、お願い申し上げます。
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作曲:櫛田胅之扶 (Tetsunosuke KUSHIDA)
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楽曲解説
この作品は、中部航空音楽隊の委嘱で2013年夏から秋にかけて作曲しました。曲想は、題名に表しました通り天空に舞う風と雲を表現しています。私の全ての作品を通して「日本人の感性を日本人が描く」というコンセプトはこの作品にも表れています。「和」と向き合った民族主義路線と呼ばれることが、私のアイデンティティーとして誇りに思っています。
この曲の曲想・主題は、大空に描かれた壮大な絵画をイメージしています。蒼天に舞う風雲の図としては、屏風や襖絵として描かれたカ強いタッチの日本画を大空に写し取っています。曲の構成は、「風神・雷神 図」のような左右に主体が位置し、中央が空間となりその想いを感性に問いかける、といった構図をとり、左から中央・右へと動く形で曲は進行します。
導入部は、まさに蒼天が降って来るかのような威力を張らせた空間を創り出します。前半8分の9拍子の主題は、軽やかな風に乗って浮かんでいる雲の様子を描いています。少し風が強くなり、その風に流されながら舞い上がる雲の様子を8分の6拍子のスケルツォ感覚の舞曲で描きます。画面を想像して頂いたとき、その左側から右に流れるように雲が舞っているとイメージです。中間部は、情感豊かに見る人の感性に静かに寄り添い、問いかけるシーンです。画面はむしろ空白で、それは見る人が自分の情感を投げかけるステージが用意されているのです。後半は、右に描かれた竜雲の舞の図です。和太鼓を使った8ビートのロック・グラウンドです。8ビートを刻む和太鼓(深い胴の締太鼓または桶胴)は、充分にカ強さをもったもので、明るく軽くフィル・イン的に挿入されたフレーズを打つもの(ピッチの高い締太鼓)と2台使用出来ると良いでしょう。和太鼓の地打ちにあたるもう一台の和太鼓(大き目)はバス・ドラムでも良いですが、木のバチを使用して下さい。全てこのリズムに乗ってカ強く舞う姿を描きます。木管群は風を運び、金管群は雲を呼び、標題の「風雲、蒼天を翔る」を描きます。
なおこの曲は、元々は大編成(コンサート・バンドとして)で作曲されていますが、オーボエ、イングリッシュ・ホルン、バスーンなどには、他のパートにオプションを設け、ホルン・セクションは3本以下のバンドのためにトロンボーン・セクションを用意し充分に対応していますので、少人数のバンドでも演奏が可能です。
この作品は、私の他の作品と同じく日本の伝統的な音階を基調にして「和」の風景を描いていますが、吹奏楽としての現代音楽を充分に意図した作品にもなっています。演奏の根幹としては、あくまで「日本人として」「伝統的なものを」「継承して行く使命」「和の追求に生きたい」という、作曲者の意図を表現して下さい。
この作品は、委嘱して頂きました中部航空音楽隊に献呈されています。
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