吹奏楽譜　碧空(へきくう)〜Au ciels bleu〜 作曲／服部隆之 [ORG-1]

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グレード： 5
演奏時間： 07分30秒
Tp最高音： ド#五線外
作曲者：服部隆之

ファンファーレとともに、飛行機が離陸します。さあ！大空への旅の出発です。大空に飛び立つあなた....パイロットの気分で演奏して下さい。どこまでもつきぬける真っ青な空、大きく真っ白な雲をぬけると輝く太陽。空はさまざまな表情をうかべます。やがて黄昏色の空へ。真っ赤に染まる夕日。そしてコバルトブルーと混ざり合って夜になります。神秘的な月、小さく輝く美しい星々、流れ星が流れその中をゆっくりと飛行。いつのまにか夜があけ始め....朝の光とともに、またどこまでもつきぬける青空が現れます。他の飛行機と一緒に空中のパレードです。そしてエンディングの着陸へと向かいます。それぞれのバンドにそれぞれの空があります。それぞれの空を思い浮かべて、楽しみながら演奏して下さい。素晴らしい音楽になると思います。サブタイトルの「au ciels bleu」はフランス語で「青空へ」という意味です。日本だけではなくグローバルな大空の旅をという願いが込められています。【服部隆之】

旋律が良く、全曲を通じてテーマの統一性があり、作曲者のメロディに対する素晴らしい感性を感じさせます。主部の速い部分のファンファーレ風なテーマも好きですが、三部形式の中間部のゆっくりしたホルンのメロディが特に素晴らしい。その終わりで、速い主部にもどる前にファンファーレの第1主題が木管でゆっくりと回想され、それにゆっくりした中低音の金管がつづく部分の手法も素晴らしい。そして、主部を繰り返し、コーダに入って終わりますが、全般的にフランス的な香りがします。ピエルネ、イベールのような風味も感じられます。コンクールでも充分に使えます。尚、副題についているフランス語の「〜Au ciels bleu〜」は「青空へ」という意味です。航空自衛隊航空中央音楽隊創立50周年記念依嘱作品。【秋山紀夫】