吹奏楽譜　未来への飛行／本澤なおゆき作曲 [ORG-13]

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グレード： 3.5
演奏時間： 07分00秒
作曲者：本澤なおゆき

21世紀の吹奏楽第8回「響宴」出品作品。飛行機が大空へ向かい滑走路を飛び立つときのような期待感を、明るい未来への讃歌として表現しています。旅客機の機長に昇進した作曲者の兄に捧げられています。
明るく親しみやすいメロディを持ち、ドラムスがリズムをキープするなど基本はポップスタッチですが、吹奏楽で一般的な急・緩・急の形式を持つシンフォニックな楽想です。中間部でしっとりと歌い上げられたメロディは、後半で倍の音価となって再現され、クライマックスとなって幕を閉じます。演奏会のオープニングを飾る曲にふさわしいかも知れません。
初演は2004年11月7日、新潟市のりゅーとぴあコンサートホールで竹内公一指揮新潟市民吹奏楽団の演奏で行われました。【本澤なおゆき】

高音と低音の金管楽器が応答する元気のよい序奏で開始されます。その序奏が飛行機の上昇を表すような、上向形の音型で高まり、主部にはいります。エイトビートの軽快な主部は喜ばしげに歌い、ドラムセットのビートが印象的です。序奏が繰り返された後、ゆっくりした中間部に入ります。オーボエやフルートが歌い、ホルンやユーフォニアムが応えながら高まります。ティンパニも活躍し、そのティンパニに導かれて序奏の金管楽器の応答が繰り返されて3部形式を作ります。大変魅力的な曲で、ドラムセットに上手な奏者が欲しい曲です。グレードは4に近い3.5でしょう。中級以上のバンドで鮮やかに演奏して欲しい曲で、自由曲としても演奏する生徒達に喜ばれるでしょう。【秋山紀夫】

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